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​介護老人保健施設

「ろうけん=介護老人保健施設」は、介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために、医師による医学的管理の下、看護・介護といったケアはもとより、作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーション、また、栄養管理・食事・入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。利用者ひとりひとりの状態や目標に合わせたケアサービスを、医師をはじめとする専門スタッフが行い、夜間でも安心できる体制を整えています。

介護老人保健施設をご利用いただける方は、介護保険法による被保険者で要介護認定を受けた方のうち、病状が安定していて入院治療の必要がない要介護度1~5の方で、リハビリテーションを必要とされる方です。

介護老人保健施設は、常に利用者主体の質の高い介護サービスの提供を心がけ、地域に開かれた施設として、利用者のニーズにきめ細かく応える施設です。介護予防を含めた教育・啓発活動など幅広い活動を通じ、在宅ケア支援の拠点となる事を目指して、ご利用者・ご家族の皆様が、快適に自分らしい日常生活を送れるよう支援をしています。

 ​医師

介護老人保健施設における医師の役割は、入所者の健康管理を中心に、多職種と連携しながら医療と福祉の調和を図ることです。医師は定期的な診察を通じて慢性疾患の管理や急性症状への対応を行い、リハビリ計画の立案や支援を医療面から指導します。また、入所者の健康状態やケア方針について家族に説明し、安心感を提供する役割も担います。施設全体の医療水準を維持し、入所者が安心して生活できる環境を整える重要な存在です。

​理学・作業療法士
​薬剤師

介護老人保健施設における薬剤師の役割は、入所者の薬物療法を安全かつ効果的に行うための支援です。薬剤師は入所者一人ひとりの服薬状況や体調を把握し、適切な薬剤の選択や投与量の調整を医師に助言します。また、複数の薬剤の併用による相互作用や副作用のリスクを確認し、問題を未然に防ぐことも重要な業務です。さらに、入所者やその家族、施設スタッフへの服薬指導を行い、薬の正しい使用方法や効果を伝えることで、医療の質の向上と安全なケアの実現に貢献します。

管理栄養士・栄養士
​看護師

介護老人保健施設における看護師の役割は、入所者の健康状態を日々観察し、適切な看護ケアを提供することです。看護師は、医師の指示のもとで必要な医療処置を行い、慢性疾患の管理や急性症状への対応を担います。また、入所者の生活環境における安全と清潔を確保しながら、リハビリや介護スタッフと連携して自立支援をサポートします。さらに、家族への情報共有や相談対応を行い、安心感を提供する役割も重要です。看護師は医療と介護をつなぐ存在として不可欠です。

​介護士

介護老人保健施設における理学療法士や作業療法士の役割は、入所者が身体機能や日常生活動作を維持・向上させ、自立した生活を目指せるよう支援することです。理学療法士は、歩行や筋力強化などの運動療法を通じて身体機能を改善し、作業療法士は、食事や着替えといった日常動作の訓練や趣味活動を活用した心身の活性化を図ります。また、多職種と連携してリハビリ計画を立案し、入所者一人ひとりの状態や目標に応じた個別の支援を行うことが重要です。

介護老人保健施設における管理栄養士の役割は、入所者の健康状態や栄養状態を総合的に評価し、適切な食事を提供することです。管理栄養士は、入所者一人ひとりの疾患や嚥下機能、栄養ニーズに応じた食事プランを作成し、必要に応じて個別の栄養管理を実施します。また、多職種と連携し、リハビリや医療ケアを栄養面からサポートすることも重要です。さらに、入所者や家族に対する栄養指導や相談を行い、健康維持や生活の質の向上に貢献します。

介護老人保健施設における介護士の役割は、入所者の日常生活を支援し、快適で安全な生活を提供することです。食事や入浴、排泄といった身体介護を中心に、個々の状態やニーズに合わせたサポートを行います。また、入所者の表情や行動を観察し、体調や心の変化を把握して看護師や医師へ報告し、適切な対応につなげる重要な役割を果たします。さらに、入所者とのコミュニケーションを通じて信頼関係を築き、安心感や心の安定を支える存在として貢献します。

​介護支援専門員
​支援相談員
事務員

介護老人保健施設における介護支援専門員(ケアマネジャー)の役割は、入所者の状態やニーズに基づき、適切なケアプランを作成し、サービスの調整を行うことです。入所者や家族と面談し、要望や課題を把握しながら、多職種と連携して個別の支援計画を策定します。また、プランが適切に実施されているかを定期的に評価し、必要に応じて見直しを行います。さらに、退所後の生活を見据えた在宅復帰支援や地域資源の活用提案など、入所者の生活全般を支える役割を担っています。

介護老人保健施設における相談員の役割は、入所者やその家族の相談窓口として、安心して施設を利用できるよう支援することです。入所前の相談対応や手続きのサポートを行い、入所後は利用者の生活やケアに関する悩みや要望を聞き取り、多職種と連携して適切な対応を図ります。また、退所後の在宅復帰や転院に向けた調整を行い、必要な福祉サービスや地域資源の活用を提案します。相談員は、入所者の生活全体を支える橋渡し役として重要な存在です。

介護老人保健施設における事務員の役割は、施設運営の円滑化を支えることです。主に、入所者の入退所手続きや各種書類の管理、請求業務、給与計算など、事務的な業務を担当します。また、施設の運営に関するデータ管理や、職員の勤怠管理なども行い、施設全体の業務が効率的に進むようサポートします。さらに、入所者やその家族との連絡業務や、外部機関との調整も重要な業務の一環です。事務員は、施設の運営が円滑に行われるために欠かせない役割を担っています。

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